INTERVIEW

インタビュー

2018.09.04

アスリートJob

インタビュー vol.2 元 プロサッカー選手 内田 智也さん

アスリートjob インタビュー vol.2
元 プロサッカー選手
内田 智也さんUCHIDA TOMOYA

現役時代から、次のキャリアに
向けての準備の大切さを伝えたい

三重県出身の元プロサッカー選手。四日市中央工業高校卒業後、市民クラブ時代の横浜FCに加入。3年目からは10番を背負い、自身の2度に渡る大きなケガも克服しながら精神的支柱としてチームをけん引し、J1昇格も経験。大宮アルディージャ、ヴァンフォーレ甲府への移籍も経て2012年に横浜FCに復帰し、その後香港のSouthern District FCでのプレーを最後に、2017年6月に現役を引退。日本でのプロ生活で最初と最後を過ごした横浜FCの運営会社:㈱横浜フリエスポーツクラブの事業部スタッフとして返り咲き、主にホームゲーム観客動員促進活動および、広報活動・地域貢献活動などに従事。

後悔はない。全力でやりきった現役時代

Q.プロサッカー選手になるきっかけは?
小学1年生の時に、6歳年上の兄の影響でサッカーをはじめました。学生時代のチームでは優勝経験などもなく、四日市中央工業高校サッカー部の時に、一度日本代表U-18選抜に選ばれましたが、決してエリートではなかった僕に、声をかけてくださった横浜FCには、今でも本当に感謝しています。結果、10歳の時にJリーグが開幕し、その頃から夢に見ていたJリーグという舞台でプレーできたことは、すごく光栄なことだと思っています。
Q.現役を終えた今は、どんな思いですか?
自分は身体能力が高いわけではないので、持っている能力をどのように活かすか、監督の考える戦術にいかにマッチするのかなどを考え、中学生の時からサッカーノートを毎日つけて、短期・中期・長期と目標を立て常に模索していました。プロとして活躍した現役時代は、思い描いていたよりJ1昇格は簡単なものではなかったですし、ケガに泣いた期間があったり、日本代表になりたくても叶わなかった等、さまざまな思いや心残りはありながらも、現役時代は「全力でやりきった」という思いが強くあるので、後悔はないです。僕は本当に仲間や指導者の方々に恵まれ、サポーターや家族が支えてくれたお陰で、16年間プロサッカー選手としてプレーすることができて、今は感謝の思いしかありません。

スタジアムの景色が忘れられない

Q.現役時代、一番印象に残っていることは何かありますか?
試合の時に得点を決めたり、チームが勝利した時には、みんなで喜び合ってすごくうれしい瞬間ですが、強烈に印象に残っているのは、2007年横浜マリノス(現 横浜F・マリノス)との横浜ダービーマッチです!入場やキックオフの瞬間、接戦で盛り上がり勝利したあの満員の観客席の景色は、今でも鮮明に覚えています。サポーターの応援で自然とパワーが湧いてきて、この景色をまた見たい!と強く思い、それが今の事業部の仕事にも繫がっていると思います。現役時代は、結果が出ない時に批判されることもありましたが、プロとしては当たり前のことで、叱咤激励含めていつもあたたかく見守ってくださっていたことはすごくありがたいことですね。

家族のために生きたい

Q.引退後、現在のお仕事にはどのように就かれたのですか?
2017年6月、香港のSouthern District FCというチームで契約満了となり、本音を言えば移籍を考えていましたが、Jリーグがシーズン中だったこともあり、Jリーグへの移籍は難しく、「今まで自分の好きなことだけをやってきたので、今後は家族のために生きていきたい」と思うようになり、以前よりお声をかけて頂いた横浜FC事業部の仕事をすることを決断しました。ありがたいことに2、3年前から横浜FC側より、引退後は横浜FCの会社の社員にならないか、というお声がけをいただいていました。だから、今の仕事に就いている(決断できた)と思います。
Q.横浜FC事業部の仕事に就いて、もうすぐ1年となりますがいかがですか?
今まで経験のない事務作業であったり、慣れないことも多いですが、自分を一から育ててくれたサポーターも含め、横浜FCのために恩返しをする機会を与えてもらい、感謝している毎日です。クラブや選手を支えるスタッフの仕事の大変さは、選手の時には気づかなかったし、今は改めて、こんなに大変な仕事なんだ、と知ることができて良かったと思っています。選手でいる方が‘楽’と思うくらいです(笑)。僕は現役時代、引退後の不安を抱えながらも漠然としたものしか想像していなかったので、今になって、現役時代にもっとこういうことをしておけば、、、という思いは日に日に強く感じています。でも、最初は一歩一歩が大事だと思っているので、今の目標は、選手のパワーを引き出せるように、ホーム会場であるニッパツ三ツ沢球技場をお客様でいっぱいにして、そこで勝利し、感動を分かち合いたいと思っています。

現役時代から未来に向けて行動することが大事!

Q.日本におけるアスリートのセカンドキャリアについて。
今の日本では、競技だけの生活を送っているプロ選手がほとんどだと思います。 競技に集中することはとても大切なことですし、もちろんすごくありがたい環境だと思いますが、「いつまでやれるか」という思いを抱えながら競技を続けることも、ある意味不安なことでもあると思います。僕が香港で所属していたチームの選手は、プロ選手でありながら起業し経営に携わっていたり、大学に通って専門知識を身に着けたり、次のステージに向けて行動している人の方が多く、引退後の人生設計を現役時代にしておくことがとても重要だと感じました。引退後に学び始めた僕が痛感していることなども含めて、小さな一歩でも何より行動を起こすことが重要!だと後輩に伝えていますし、コーチなどの指導者ではなく、僕のようにチーム運営に携わる仕事に就くことはなかなかないと思いますので、アスリートにとってさまざまなセカンドキャリアのイメージが描けるように、ひとつのモデルケースになればいいなと思います。
競技の結果に対して言い訳をしないであれば、次のキャリアステージを意識しながら、可能な範囲でビジネススキルを学んだり、社会との関わりやコミュニケーションをとるなど、小さなことでもできることはあると思います。アスリートのみなさんも、次のキャリアステージに向けてまずは一歩を踏み出してみてください!
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